エキゾチックな雰囲気とカラフルな色使いが素敵なモロッコインテリア。
そのモロッコのインテリアに欠かせないといっても過言ではないアイテムが、クッションです。
イスラム圏であるモロッコでは、家に人を招く風習があるためか、家に大きなリビングがあるのが特徴です。
リビングには、沢山の人が座れるような大きめのソファがあるのはもちろん、様々なクッションも置かれており、中でも定番なのが「プフ」クッションです。
実はこのプフ、エキゾチックな雰囲気が素敵なのはもちろん、実際に愛用してみて、想像以上に便利で、日本の住環境にもマッチしていることがわかりました!
そこで今回の記事では、モロッコの「プフ」をご紹介します!
目次
モロッコのインテリアの定番!プフとは
モロッコの「プフ」と聞いて、どのようなクッションなのか「想像できない…」という人もいるのではないでしょうか?
プフとはモロッコで昔から使用されている、ソファクッションのことです。
大きな円柱の形をしているのが特徴で、元々は、羊やヤギの皮で作られている「レザープフ」が主流でしたが、最近では糸で編んである「ニットプフ」も人気があります。
その人気の秘密は、このかわいらしいフォルム!
ニット素材の丸みを帯びたニットプフは、どんなインテリアにも溶け込みやすいシンプルなデザインとなっています。
そんなニットプフも取り入れやすくて良いのですが、私が特に気に入っているのは、昔ながらのレザープフなのです。
レザープフは、モロッコでは昔から、使わなくなった布物や衣類を収納してクッションのように使っていました。
ソファクッションとしてだけでなく収納ツールとしても使えるのは、ニットプフには無いレザープフならではの魅力ですね。
デザインは色鮮やかでカラフル、お花のような模様の型押しがされていて、1つあるだけでもエキゾチックな雰囲気になるオシャレなクッションです。
この記事では、そんな「レザープフ」にフォーカスしてご紹介させていただきます。
レザープフの使い方
レザープフの使い方ですが、椅子として使うのはもちろん、サイドテーブルやソファの足元に使用するオットマンなど、アイデア次第で様々な使い方に応用できます。
例えば、テーブルの使用例はこんな感じです!
こちらのように、モロッコのシルバートレーを置いてみると、いっきにエキゾチックな雰囲気がでます。
インテリアとして使用しても素敵ですので、ぜひチェックしてみてください!
超便利!収納ツールとして使える!
1人暮らしでソファクッションなんて「部屋が狭くなるだけだなぁ」なんて思った人もいるのではないでしょうか?ちょっと待ってください!
プフは高さがないので、部屋に置いても圧迫感がないうえに、想像以上に物が収納できるので、実はマンションに1人暮らしをしている人にこそ、おすすめなんです!
たとえば、普段あまり使わないラグや分厚いマット、衣替えをしてその時期に着ない服などの収納スペースに頭を毎回悩ませているような人には、ぜひ1度試していただきたいですね。
これらの布類・衣類は日本の住環境では収まらないこともあり、とりあえず部屋の隅に置いて、気が付いたら1年経っていた!なんてことも(笑)
そんな時に役に立つのが、このプフです!すぐに使わないものはプフの中にすべて入れてしまいましょう!
モロッコにおいても、プフは中に衣類を収納することが前提となっているため、 レザーカバーだけの中身が無い状態で売られていることがほとんどですよ。
さらに、好きなボリュームで使用できる点と、使わない時は畳んでしまえる点も、ニットプフには無い魅力の1つです。
プフの中に入れる物と容量の例
実際にプフにどのくらいの物が入るのか見ていきましょう。
大きさによっても異なりますが、思った以上の収納力にびっくりしますよ!
実際に私が入れているものはこちら!
ラグやマット、大きめのバスタオルの他、分厚いマフラーやダウンジャケットまで入っています!
もちろん大きさにもよりますが、これだけのものが、こんな感じでスッキリまとまります。
また、こちらのプフのように、シンプルなカラーのプフもあります。
お部屋のテイストに合うか心配な人や、カラフルなラグを使っている人は、あえてシンプルな色のプフを選ぶのもいいと思います!
革製品の臭いを取る方法
レザープフはオシャレ且つ収納力もあるのでおすすめなのですが、デメリットとして、革製品の独特な臭いが強い点が挙げられます。
革製品の独特な臭いは、皮をなめす時に使用される「なめし剤」の臭いなんだとか。
この臭いは時間と共に薄くなっていきますが、特に買ったばかりの商品は臭いがキツく、「中に何も入れたくない…」なんて思う人もいるかもしれません。
とはいえ、革の臭いを取るために水洗いしたり、洗剤を使ったりすると、風合いが変わることや色落ちする原因となります。
そうなってしまっては、せっかくの素敵なプフが台無しになってしまうので、革の臭いを取るおすすめの方法を2つご紹介します!
①風通しのよい場所で陰干しする
まず1つ目は、陰干しです。
紫外線に消臭・殺菌の効果があるので有効な方法ですが、1度では取り除けず、何日もかかってしまうのがデメリットです。
また、直射日光に当てるのは色あせの原因になりますので、晴れた日の日陰で干す必要があります。梅雨の時期など、晴れない日が続く時期は、他の方法を試した方がいいかもしれません。
費用は全くかからないのがメリットなので、革の臭いが強くない場合や、気長に待てる方は試してみましょう!
②重曹を使う
もう1つは、重曹を使う方法です。
重曹には脱臭効果があるのはご存知の方も多いのではないでしょうか?
実は革の臭いを取るのにも有効な方法なのです!
やり方はとても簡単ですので、早速方法をご紹介します。
・重曹
・プフが入るくらいの大きいビニール袋
・重曹を包むためのハンカチや靴下など
①プフをビニール袋に入れます。
②ハンカチで重曹を包んで縛る、もしくは使ってない靴下に重曹を入れる(2~3つ用意する)→ビニール袋に一緒に入れる
③袋の口を縛って密閉
これだけです!しばらく放っておくと、臭いは最小限になるはずです。
臭いがあまりにもキツイ場合は、重曹の他にインクの吸着により消臭効果のある「新聞紙」を一緒に入れてみてもいいかもれません。
通常、革製品の臭いを取るのに革クリームを使う方法もありますが、プフは面積が多く、クリームを大量に使わなくてはいけないので、あまりおすすめではありません。また、専用のクリーナーを使って洗うのも、風合いの変化や色落ちの原因になり兼ねないので、あまり良い方法とは言えないでしょう。
レザープフを取り入れてみませんか?
ちなみに、私が使っているレザープフは現地にて購入したものですが、プフはネットでも販売されています。カラフルで素敵なプフが沢山あるんですよ!
様々な色があるので、自分の好きな色を選んでもいいですし、お部屋のテイストに合わせたカラーのプフを取り入れるものGOODです!
モロッコのインテリアは、オシャレなアイテムとして海外でも注目されています。
その中でもレザープフはオシャレなだけでなく、実用的なところが気に入っています。1つあるだけでも様々な使い方ができますし、お部屋の雰囲気もグッと変わります!
この記事を読んで気になった人は、ぜひレザープフを取り入れてみてください!
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