モロッコ基本情報

モロッコの通貨やレートは?損しない両替方法やクレジットカード事情!

旅行前に知っておきたいのが、その国のお金事情。

モロッコでは、どんな通貨を使っているの?レートはいくら?両替はどうしたらいいの?と、不安になっている人も多いのではないでしょうか。

私自身、モロッコでの両替はクレジットカードを使用しており、ATMで現地通貨を引き出しているのですが、手数料が取られないATMがあることを知らなくて、払わなくて済む手数料をしばらく払っていた…なんてことがありました。

もっと早く知りたかった…笑

今回の記事では、これからモロッコへいく方に向けて、モロッコの通貨や損しない両替方法、現地の物価について紹介していきます。

モロッコの通貨は何?レートは?

モロッコの通貨は、モロッコディルハム(MAD)で、レートは1MADあたり約12.62円となっています。(2021年11月現在)。

モロッコ国内ではDH(ディルハム)で表記されることが多く、「1MAD=1DH」と覚えておくと混乱しなくて済むでしょう。

常にレートは変動するので、1MAD=13円で計算するとわかりやすいですよ!

モロッコの通貨の種類について

モロッコの通貨の種類は以下の通りです。

モロッコの紙幣


【紙幣】:200DH・100DH・50DH・20DH

モロッコの硬貨

【硬貨】10DH・5DH・2DH・1DH・50C(1/2 DH)

※硬貨の補助通貨単位はC(サンチーム)と呼びますが、モロッコでサンチームという言葉を使っている人はほどんどいません。笑 現地では以前の呼び方のRIAL(リアル)が一般的で、ローカルマーケットでは、ミヤ・リアル!ミヤ・リアル!(100リアル=5DH)などと、お客に安さをアピールしています。

少しややこしいのですが、もし覚えておくならば、1DH=20リアルと頭の片隅に入れておいてください。

頭が混乱するので、リアルで言われた時は、ディルハムで教えて!というとだいたい教えてくれますよ!

モロッコでの両替方法!オススメはATMを利用!

海外両替所

モロッコの通貨ディルハムへの両替は、日本国内では行うことができません。そのため、モロッコ到着後に両替をする必要があります。

両替方法は以下の3つです。

・空港内での両替
・ATM(キャッシング)
・街の両替所

モロッコ国内では,ほとんどの銀行がトラベラーズチェックでの両替を受け付けてくれないので注意が必要です。

私がオススメする両替方法は、とりあえず少しだけ空港で両替を行い、クレジットカードのキャッシング機能を利用して街中のATMでモロッコ・ディルハムを引き出す方法です。

というのも、空港内の両替はクレジットカードの利用もできるので大変便利ですが、やはり手数料が高いのがネックです。また、街の両替所も同じく手数料が高く、場所によっては1万円以上でないと受け付けてくれない…なんて場合もあります。

海外キャッシングを利用するメリットは、手数料が空港や両替所に比べて安く済む場合があるのに加え、

● 大金を持ち歩かなくて良い!
● ATMによっては24時間利用できる!
● どこの街でもだいたいすぐに利用できる


と、結構便利なんですよ。

ATM利用時の注意点

モロッコのATMで現地通貨を引き出せるのは、VISAかマスターカードの海外キャッシング機能がついたクレジットカードのみです。

私が普段使っていて、オススメなのは、エポスカードです!

エポスカードなら、海外旅行保険も同時についているのでこれ1つ持っていくだけで、保険もカバーできるので大変便利。ちなみに、引き出す際には、1万円以下は110円/件・1万円以上は200円/件、手数料がかかります。

ここで注意してほしい点があるのですが、ATMでキャッシングにて引き出す場合、両替手数料はクレジットカード会社が負担してくれますが、モロッコ側のATM利用手数料がかかるということ!

モロッコではどうやら海外のカードの引き出しには手数料を高くとっているらしく、場所によってまちまちですが約25〜33ディルハム取られます。(約300円〜400円)!

つまり、仮に1万円以上引き出す場合、1回あたり600円ほどかかってしまう場合があるのですよね。

ですが、この手数料がかからないATMがあるんです!

そのATMというのが、「AL BARID BAMK」。POSTE MAROCという郵便局のATMで、日本でいう日本郵便のゆうちょ銀行みたいなイメージです。

バリッド・バンク

POSTE MAROCの場所にはだいたいこの「AL BARID BAMK」が同じ建物にあります。

ここでキャッシングする場合、モロッコのATM利用手数料はかかりません。

お土産たくさん買ってたら、足りないから引き出したい!そんな時にも、手数料がかからないのは嬉しいですよね。

ちなみに、マラケシュではジャマエルフナにPOSTE MAROCが大きくあるので、スークでおみやげを買う際に足りなくなったらここで引き出すと便利ですよ!

ポスト・モロッコ

モロッコでのクレジットカードの使用について

クレジットカード

ATMでモロッコ通貨を引き出すのにクレジットカードはとっても便利なのですが、モロッコは現金社会です。

そのため、スークやカフェ、レストランなどはほとんどが現金払いで、観光地のお土産でさえ、カードが使えたとしても下限が設定されています。

お土産もクレジットカードが使えたら便利なのですが、ほとんどのお店では現金のみです。

もちろん、モロッコ国内の大手バス会社CTMや、電車のチケット購入時など、クレジットカードの利用ができる場所もあります。そのため、クレジットカードは「使える場所があったら利用しよう」くらいのサブ的な使い方で、必ず現金は持っておくようにしましょう。

モロッコでのチップについて【※注意点有り】

モロッコではチップの習慣は確かにあります。よくガイドブックなんかでもチップは必須!と書いてあることがありますが、アメリカのチップ社会ほど「絶対ではない」というのが、個人的な見解です。

モロッコに長期滞在している私の感覚では、「払いたいと思ったら払う」が日常です。

というのも、ツアーのマネジメントをしているIsmailにも確認したところ

モロッコでチップは必須じゃないよ。僕たちも払いたいと思った時に気持ちで払うくらいだよ。

と言っていましたし、特にローカルなレストランやカフェでは現地の人も渡していない場合が多いです。

とはいえ、モロッコでの平均月収は2〜3万円と、物価に比べて給与が非常に低いのが現状です。チップが現地の人々の大事な収入源にもなるので、「サービスがいいな」と思ったり、何かお願いをして助けてもらったりした場合には、積極的に渡してあげましょう。

また、観光地では「チップをもらいたいだけ」のために話しかけてきたり、頼んでもいいないのに、あたかも親切に道案内やガイドを名乗り出たりするなど、後から高額な請求をしてくる人が多くいるので、そこは注意が必要です。

モロッコの物価は安い?高い?

フェズのローカルカフェ

ローカルカフェでは美味しいミントティーやブレッドが安いです!

「モロッコって物価は安い?高い?」
これはよく聞かれる質問なのですが、日本から比べてみたら「安い」が答えになります。

だいたい3分1くらいに思ってもらえるとイメージがつくかと思います。とはいえ、雑貨やレストランなど、場所や物によっては日本と変わらない場合もあるので、「一概には言えない…」が本音なところです。

もし、ツアー利用で宿泊費や交通費がほとんどかからない場合は、7日間で1万円もあれば十分です。

ただ、モロッコは雑貨大国・美容大国なので、おみやげを沢山買いたい場合にはもっと必要!笑

モロッコ・ディルハムは日本に持ち出せる?

モロッコから日本へのお金の持ち込み図

「モロッコディルハムの国外への持ち出しは禁止!」なんていう情報をインターネットで見かけることがありますが、それは間違いです。2,000ディルハム以下であればまで国外に持ち出すことができます。

とはいえ、再度モロッコにいく予定がないかぎり、モロッコ・ディルハムを持って帰る意味はないですよね。出国の際に空港で、手持ちのディルハムを外貨に再両替しましょう。

その際に、両替時に受領した両替証明書を提示する必要がありますので、必ず取っておくようにしてください。

海外キャッシングで引き出したレシートも念のためとっておいてくださいね!

モロッコのお金事情を知って楽しいモロッコ旅行を!

夕日と海と乗馬体験

モロッコでお買い物以外にも楽しめるアクティビティーがありますよ!

モロッコでは、ほとんどの場所でクレジットカードの使用ができないので、現金が必ず必要になります。その際、日本ではモロッコの現地通貨への両替はできないので、モロッコにて両替をしてください。

また、海外キャッシング機能ついたクレジットカードを持っておくと、ATMで現地通貨を引き出せるのでとっても便利です。

モロッコの通貨・ディルハムはモロッコ国内でしか使えない通貨ですので、あまり最初から多く両替せず、賢く両替を行うのがポイントです。

モロッコのお金事情を知って楽しいモロッコ旅行にしてくださいね!

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Ayana

Ayana

Salam!モロッコでの現地交流をきっかけに、その魅力を伝えるべく、モロッコの情報発信をしています。現在は、オリジナルツアーを企画・提案することも。雄大な自然との触れ合い・現地人との交流・自己成長、モロッコツアーはすべてを叶える旅です。これまでの価値観が覆る、特別な体験を…!

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