海外旅行の目的地を決める際に、まずは「治安情報を調べる」という人は非常に多いですが、モロッコの治安やコロナ感染情報はどうでしょうか?
モロッコはアフリカ全土の中でも比較的治安は良く、1人旅や女子旅にも人気がある一方で、危険も存在しており、注意すべき点がいくつかあります!
事前に注意点を知っておくだけでも、トラブルに巻き込まれる可能性を減らすことができますので、調べておいて損はありません。
現在は、モロッコに長期滞在するなどモロッコの生活には慣れている私ですが、やはり日本のようには気が抜けない現状があります。
そこで今回の記事では、安全にモロッコ旅行を安全に楽しんでもらうためにも、実際のモロッコの現地治安情報と、モロッコ旅行で気を付けたいポイントを紹介したいと思います。
現地のコロナの情報についてもお伝えしますので、旅を計画する際の参考にしてください!
目次
モロッコのコロナ感染危険情報を確認する
まずは、モロッコのコロナの感性状況を簡単に見ておきましょう。外務省の海外安全ホームページの感染症危険情報では、全土に置いてレベル3の「渡航は中止してください」です。(2021年11月時点)
下記のグラフは感染者数(黒)と死者数(赤)の推移を表しています。
2021年11月現在、モロッコのコロナ新規感染者は1日あたり平均200人〜500人前後で、今年の8月頃のピークを境に今は落ち着いてきました。
また、モロッコ政府が12月23日から強化している新型コロナウイルス対策措置は、以降延長し続けているため、23時以降のレストラン・カフェ・商店の閉店および、23時〜翌日朝5時までの夜間移動の全国的な禁止とルールが設けられています。
さらには、公共交通機関やレストランなどの定員が50〜75パーセントの割合で限定されています。
以前は20時まででしたが、現在は緩和されつつあります!コロナの中でのモロッコ旅行記については現在作成中のため、お待ちくださいね!
モロッコの治安情報を事前に確認する
続いて、日本の外務省で発表している「海外安全ホームページ」を確認しましょう。こちらのホームページでは、世界各国の危険情報や危険度、対策のポイントなどの様々な情報がリアルタイムに更新されています。
モロッコの危険度はというと、全土に置いてレベル1の「十分注意してください」と、注意換気のレベルでは最も低いレベルとなっています。
モロッコ全土ではテロの脅威も否定できませんし、デモや金銭目的の犯罪が多発していることから、ご自身で巻き込まれないよう外出や観光の際には注意が必要です。
モロッコの実際の犯罪状況を知っておく
モロッコのおける一般的な犯罪は、外国人観光客を標的としたスリ・ひったくり・詐欺、刃物を用いた恐喝などの金銭目的の犯罪で、近年増加傾向にあります。
また、後ほどお話しますが、モロッコでは麻薬関連の取り締まりも強化しています。その他、単独の外国人女性を標的とした性犯罪なども実際に起きているので十分注意が必要です。
女性の一人旅は特に気をつけてくださいね!
モロッコ旅で注意したい10の具体的なトラブルと安全対策
モロッコならではの事情や実際に聞いた話、私自身の経験をまとめましたので、是非参考にしてください!
【トラブルケース①スリや盗難】ひったくりも多発!
モロッコでは、殺人などの凶悪な事件は少ない印象ですが、1番多い犯罪は、スリや盗難で多発しています。
特にこれらの犯罪は、電車・バス・メディナ(マラケシュやフェズなどの旧市街)など、人が混雑している箇所で起きやすく注意が必要です。
私自身も、マラケシュのジャマエルフナ市場でリュックのチャックを開けられるという、スリ未遂を経験しました。
運良くチャックが開けられている瞬間に気が付いたので未遂で終わりましたが、その中にはスマートフォンを入れていたので、危うく盗られてしまうところでした。なぜ盗られやすい場所にスマホを入れてしまったのか…本当に反省しました。特に人が多い場所では十分に注意してくださいね!
また、日本ではカフェなどのテーブルにスマートフォンを置いてしまうのは普通のことかもしれませんが、身から離した状態でスマートフォンやカメラをどこかに置いてしまうのは、窃盗犯の良いカモになってしまうので気をつけましょう。
また、ひと気のない通りや、夜に単独でメディナを歩いている際にひったくりに遭ったというケースも多いので注意が必要です。
安全対策ポイント
・貴重品は必ず自身の前に持ってくる
・人気の少ない場所にはいかない
・夜はできるだけ単独で行動しない
・スマートフォンは人の目の入る場所に置かない・手に持って持ち歩かない
【トラブルケース②夜道】夜は基本的には出歩かない
滞在中は、夜に出歩くことは極力避けた方が無難です。日中賑わっている場所でも、夜になると一変して静かになることも少なくありません。通常、夜に犯罪リスクが高まるとされていますが、モロッコにおいても夜の方が犯罪が起きる傾向にあります。
特に単独の女性の方は絶対に避けましょう。モロッコの女性でも夜に1人で出歩くことは少ないそうです。また、人通りが少ない場所も犯罪被害に遭いやすいので、できる限り避けてくださいね。
外国人となると余計に目立つ…!とはいえ、マラケシュやワルザザート、エッサウィラなどの中心街は夜に賑わうので、スリなどに気をつければ出歩いても大丈夫です!
さらに残念なことには、ISIS(イラクとシリアで発生したイスラム過激派組織)に参加していたとされるモロッコ人数名による、外国人観光客(非イスラム教)の殺人事件も起きています。被害に遭ってしまった女性2名の方は、ひとけの少ない山奥で単独キャンプをしていたところ、事件に巻き込まれてしまいました。
予期せぬトラブルに遭わないためにも、自分の身はしっかり自分で守りましょう。
安全対策ポイント
・夜はできるだけ単独で行動しない
・「非イスラムの女性」を軽く見る人がいるので女性は特に注意する
・人気の少ない場所にはいかない
【トラブルケース③詐欺】親切な人を完全に信じない!
モロッコでは、「ガイドをするよ!」「観光スポットに案内するよ!」などの口実で観光客に近寄ってくるケースが多いです。そういった現地のモロッコ人には安易についていかないようにしてください。
実際にモロッコでは、政府が認めたライセンスを持つガイド以外、外国人観光客にガイドを行うことを禁止しています。
法外なガイド料を請求されたり、ひと気のない場所へ連れてかれ、最終的には恐喝されるなどお金を取られるといった経験をしてしまう観光客もいるのが事実です。さらに女性においては、性的犯罪に巻き込まれるケースも少なからずあります。
実際に友人の外国人観光客が困っていたところを助けた経験があります。彼によると、ホステルの場所を探している時に現地の人に話しかけれ、その際「案内料はとらない」と最初に言っていたのにも関わらず、後に請求してきた!とのことでした。このようなケースもあります。
モロッコ人は温厚で思いやりある人が多いですが、残念ながらそうでない人もいます。すべて疑ってかかってしまうと、本当に親切な人の良心を傷つけかねないので悩ましいところですが、素性が知れない人をすぐに信用してしまうことは非常に危険です。
安全対策ポイント
・安易にガイドや案内の誘いにのらない
・フレンドリーに話しかけてくる現地人に注意する
・「お金とらないよ」と言っていても安心しない
【トラブルケース④チップの請求】不当な請求に注意!
さきほどの詐欺のケースにもつながりますが、モロッコでは不当にチップを請求してくる人がいるので注意が必要です。
実際に道端で、勝手に荷物を運ぶのを手伝ってくれたかと思ったらチップを請求されたり、数メートル範囲でも道を聞いたらチップを請求してくる人もいたりしました。また、国際郵便の発送時にスタッフのふりして親切に教えてくれたのちに、チップを請求されたこともありました。
モロッコで実際に生活をして感じたことですが、モロッコではチップ社会は実際に存在していますが必須ではありません。もちろん、現地の人の大事な収入源になるので、「少額でもあげるか…」と渡すこともありますし、自分からお願いして何かしたもらったり、良いサービスを受けたりした際にはチップは積極的に渡しています。
ただし、「不当なチップ目的」で騙してくるような人がいることも事実です。見極めるのは少し難しいですし、ひとそれぞれなので一概にはいえませんが、「チップは自分が納得して渡す」という基準を持っておくと良いかと思いまう。
安全対策ポイント
・ガイドや荷物運びなど勝手に行う人には注意する
・チップは自分が納得して渡すと決めておく
【トラブルケース⑤ぼったくり】値段は比較しよう!
モロッコ旅行者の中でもっとも多いとも言えるトラブルがぼったくりの被害です。主に、観光地のスーク(お土産や)・タクシー・屋台などでトラブルにあるケースが多いです。
とはいえ、もともと値段が決まっていないモロッコのスークの特質上、犯罪かといえばそうは言いがたく、非常に難しいというのが実際のところ。
というのも、イスラム教を信仰するモロッコでは「貧しい人には与えよ」「お金をもっている人は、持っていない人に恵む」という教えのもと生きているので、「海外旅行できるくらいの外国人なら、現地の人よりもお金を払ってくれてもいいじゃないか」と思っている人は多いのが現状です。
そのため、誰もがみな「騙し取ってやろう」という気持ちでいるわけではないことを理解した上で、問題なのは、あきらかに悪質な値段をつけてくる人がいるということ。
実際にあったケースでは、マラケシュのタクシーです。荷物が遅れて届いた外国人観光客が空港に行くためにタクシーを利用したところ、数万円の金額を請求され払ってしまったことがあったようです。タクシーはもちろん距離によりますが、市内であれば、10DH〜30DH(130円〜400円)程度で、市外であっても1万円いくことなどありえません!
タクシーは利用する前に、メーターを使ってくれるのか?メーターがなければいくらなのか?事前に確認することをオススメします。また、スークにてお土産を買う場合には、即決せずに他の店でも値段を聞いて比較してみるといいと思います。
値段を聞いた時に、’’ちょっと考えてる’’そぶりをみせたり、「いくつほしいの?」「いろいろあるよ!」など、すぐに値段を言わない場合は、「どのくらいの値段で売ろうか」考えている証拠なので、そういうお店は避けるようにしています。笑
現地の人と比べて生活水準が高い私たちなので、「絶対ぼったくられない!損したくない!」と思うよりかは、「現地価格より少しくらい高い金額を払ってもいいかな」くらいに思っているほうが気持ちよくお買い物できると思います!
安全対策ポイント
・だいたいの物価を事前に把握しておく
・タクシーは事前に確認してから利用する
・現地の人の考えを理解した上で、「少しくらい高い金額を払ってもいいかな」くらいに思っておく
【トラブルケース⑥誘惑・勧誘】女性必見です!
直近ですと、2020年1月に、単独でモロッコへ渡った日本人女性が、仲良くなったモロッコ人男性と一緒に過ごしていたところ「性的暴行および窃盗に遭った」という事件が起きています。
「無料でガイドをする」や「日本に親戚がいる」など、相手の警戒心を解くために、親切且つフレンドリーに話しかけてくるケースが多いので、十分に気をつけましょう。
快く案内をしてくれたかと思ったら「全く知らない場所に連れて行かれた…」となってしまっては遅いのです。
こないだワルザザートでもそう言った事件があったようで、モロッコ人と2人で歩いていたところ、警察官の人に声をかけれました。モロッコ人による「つきまとい行為」は実際に私も経験していて、FacebookやWhatsAppなどの連絡先をしつこく聞かれることがあります…汗
とはいえ、モロッコの人は男性だろうと女性だろうと、親切な人が多いです。私もたくさんのモロッコ人の友人がいますが、危険な目にはあったことはありません。ただし、信用のおけるモロッコ人のつながりだったりが多いので、全く知らない人は常に警戒心を持つようにしています。
安全対策ポイント
・フレンドリーに話しかけてくる現地人に注意する
・しつこい現地人は相手にしない
・知らない相手には安易についていかない
【トラブルケース⑦大麻売買】ハシシは無視!
モロッコの街中を歩いていると、すれ違いざまや、突然「ハシシ?」と聞いてくる人がいます。「ハシシ(Hashish)」とは、アラビア語で「草」を意味し、大麻のことです。
この「ハシッシュ」「ハシシュ」「ハッシッシ」とも呼ばれる大麻の生産は、大麻草が広く入手できるモロッコで始まったと考えられており、なんと国内で大量生産されていますが、モロッコにおいて大麻は「使用すること」も「売ること」も法律で禁止されています。
そのため、当然公にハシシを売る店はなく、密売人が販売もしくは一部のお店で密売されています。
特に、青い街として知られる有名な観光地「シェフシャウエン」は、美しい街とは裏腹に、この「ハシシ」が売買されている有名スポットとなっているのです。実際に私もシェフシャウエンの道端で、「ハシシいらない?」と声をかけられたことがあります。
職が少ないモロッコにおいて、大麻の密売で生計を立てている人もおり、購入者には外国人も多いんだとか。それゆえ、外国人観光客に大麻を売ろうとしてくる人がいますので、「ハシシ」という言葉を言われても、絶対に相手にしないでください。
安全対策ポイント
・ハシシは大麻のことだと知っておく
・ハシシを売っている人に話しかけれたらとにかく仕手にしない
・モロッコで大麻は「使用すること」も「売ること」も法律で禁止
【トラブルケース⑧交通事故】小道でも注意!
モロッコでは交通ルールが徹底されておらず、実態上は車優先の社会となっています。また、車やバイクの運転マナーが非常に悪いです。たとえ横断歩道があっても、信号がない限りは止まってくれることはまずありません。車間距離も狭いうえに、スピードも結構出しますので、道路を渡る際には十分に注意してください。
おまけに、狭い小道でもバイクは結構なスピードで人を避けながら運転しています。バイクではありませんでしたが、マラケシュの小道で大きなリアカーとすれっすれでぶつかり、洋服が破けた…という経験も。泣笑
危険なのは、大きな道路だけでなく、小道でも注意が必要です。特にモロッコのメディナの道は非常に複雑かつ狭いです。そんな場所でも猛スピードで運転するバイクとすれ違うことが少なくありません。
モロッコの病院は日本のように水準は高くないうえ、多額の初期費用が必要となる場合があるので、事故に遭ってしまってからでは遅いです。そのため、旅行中は十分に気をつけてください。
安全対策ポイント
・車やバイクの運転マナーは悪いので十分に注意する
・道路を渡る際には特に注意する
・大きな道路だけでなく、小道でも注意が必要
【トラブルケース⑨お酒】マナーには気をつける!
イスラム教を信仰しているモロッコでは、原則お酒は禁止されています。とはいえ、国産ビールやワインが製造されていたり、レストランやバーでお酒を提供しているところがあるなど、お酒に関しては結構ゆるいです。
もちろん観光客は飲んでもOK!ただし、決められた場所で飲むことや、ホテルなどで楽しむなど、公共の場や路上などで飲むことは避けましょう。
実際に、モロッコの人たちもお酒を飲む人は結構います。かといって、信仰をやめているわけではなく、そういう人たちでも礼拝日にはお祈りしにに行ったり、その他の教えを守るなど、信仰度合いは人それぞれです。
一方で、イスラムの教えを厳重に守っている人もたくさんいます。そのため、現地の人が不快にならないよう最低限のマナーは守って楽しみましょう。
モロッコ人でもたまにかなり酔っ払っている人を見かけることがあります。実際にお昼にも関わらず泥酔しているおじさんに絡まれたことがあるので、そういう人はなるべく相手にしないことをオススメします!
安全対策ポイント
・お酒はレストラン、バー、ホテルなど決められた場所以外では飲まない
・現地の人の信仰度合いには差があるので気を緩めない
・酔っ払いは相手にしない
【トラブルケース⑩写真】撮ったらダメな場所に注意!
モロッコの下記の場所で写真を撮ることは禁止されています。
- 警察官
- 軍事施設
- モスク内部
- 国境周辺
実際にあったケースでは、建物が撮りたくて写真を撮ったのですが、よくみたら警察が警備していた場所で、遠くから「消しなさーーい!」と怒られました。笑 警察官を撮っていたわけではないのですが、誤解されるような場所で撮っていたのがいけなかったです。
ちなみに、空港や駅の写真を撮るのはOKです!ただ、これはなぜだかはわかりませんが、カサブランカにある駅の外観が綺麗だったので写真撮っていた時に、現地の人が「内部ならいいけど、外は撮らないで…!」と優しく注意されたこともありました。もしかしたら?警察が警備していたのかもしれません…・笑
もちろん警察官に限らず、特定の人を断りもせずに写真を撮るのは避けましょう。
安全対策ポイント
・警察がいる場所の周辺は写真は撮らない
・自衛隊などの軍関連も避けた方が無難
・現地の人の写真を撮る際は許可を得た時のみにする
モロッコの宗教観を理解する!
モロッコでは国民の90%以上がイスラム教を信仰しており、宗教が生活に大きな影響を与えています。
観光客が”何か必ずしなければいけない”という決まりはありませんが、モロッコ旅行をする上で最低限のことは知っておきましょう。
たとえば、モロッコにおいて女性はヒジャブ(イスラム教の女性が髪を覆うために使用するスカーフ)を着用していますし、肌を見せる服装をしている人はあまりいません。そのため、観光客であっても女性は肌の露出が多い服は避ける方が賢明です。
モロッコのイスラム教や宗教観については、別の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください!
モロッコのマラケシュで気をつけたい3つのポイント!
最後に、モロッコの最大観光地である「マラケシュ」についての特徴をご紹介します。
モロッコ旅行において、ショッピングやグルメなど、これほど楽しめる場所はないのでほとんどの人が訪れるでしょう。そんなマラケシュならではの注意点もあるので、そのポイントを3つご紹介します。
①マラケシュの物売りや客引きの特徴を知る
モロッコのマラケシュでは「とにかくお金を使ってほしい」という商売気質の人が多く、しつこく物を売ろうとしてきます。
特にジャマエルフナ広場では、次から次へと物売りに声をかけられます。さらに夜は屋台で賑わい、これまたすごい勢いで客引きに声をかけられます…!笑
どんなに声をかけられても、必要ない場合は「NO」と言う強い心を持ちましょう!しつこく声をかけられるのが当たり前だと思っていれば、だんだん慣れてきます(笑)
また、商品を買わなかったり、サービスを利用しなかったりすると、暴言を吐いてくることや嫌な態度をしてくる人もいるようですが、私自身の感覚だとそれほど態度が悪い人にはあったことがありません。
そのためか?モロッコは「世界三大ウザイ国」の1つと、旅行者の間で噂になっているほどです。
無礼な態度としてくる人には、イラっとしてしまうこともあるかもしれませんが、万が一そのようなことがあっても気にせず、極力相手にしないことが賢明です!
②ジャマエルフナ市場の大道芸の特徴を知る
マラケシュのジャマエルフナ市場では、大道芸の人達が猿や蛇などを使い、芸をしている光景をよく見かけます。そして、彼らは「見た以上はお金を払ってくれ」というスタンスでいる人も多いので覚えておきましょう。
向こうから興味を引こうと近づいてきてきますが、少しでも相手にすると、チップを要求されることがあります。そして写真を撮ることも、もちろん有料です。
構えていると「騙される…」と思ってしまうかもですが、現地のモロッコ人家族が猿と一緒に写真を撮ったりする姿などをよく見かけます。相手にするなら、最初から”チップを払う”という心構えでいると、嫌な気持ちにならなくて済むかもしれません!
③タクシーは事前に「メーター」と「行き先」を確認する
モロッコのタクシー料金は基本メーターにて決まっているはず…ですが、マラケシュなどの観光地の中心では、観光客からお金を多く取る為にメーターを使ってくれない場合も多いので注意が必要です。
実際、マラケシュでモロッコの友人とタクシーを利用しようと行き先を伝えたところ、私が外国人だったために、メーターを使うことなく、予め通常よりも高い値段で料金を提示されました。
この時はモロッコの友人が「ありえない!」と言わんばかりに「降りるよ!」と促されて別のタクシーを利用しましたが、たとえ地元のモロッコ人が一緒にいようとも、”外国人がいるならお金を払ってくれる”という意識が根付いていることがわかる、ある意味とても勉強になった一件でした。
また、日本のタクシーは「行き先を言えばどの場所でも行ってくれる」が当たり前ですが、モロッコでは「行き先によっては乗車を断る」が普通です。
そのため、乗る前にしっかりと行き先を伝えてから乗りましょう。
通常のタクシーは基本的に相乗りですので、他の乗客が一緒に乗ってくることがあります。知らないとびっくりしてしまいますが、相乗りが通常だと覚えておいてください。
おつりない…!と言われることも結構あるので。笑 タクシーを使う際には、小銭を持っていると便利です!
安全にモロッコの旅を!
モロッコでは、日本に限らず、英語圏やヨーロッパ圏など世界中から観光客が訪れています。そして、その中には女性の1人旅の方も多く見かけるほど、基本的には治安もよく、人々も親切です。
一方で、そんな女性を狙った事件も発生しているので、世界の一部の国ではモロッコへの女性の1人旅を勧めないところもあります。油断をしていると、予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性がありますので注意が必要です。
また、どんな観光客においても、モロッコの人々の宗教観を理解することや、観光地の特徴を事前に知っておくことはとても大切です。
その他、スリや盗難は多発しているので、荷物は肌身離さずに、特に貴重品は防犯対策しておきましょう。事前に対策をしていれば、避けられるトラブルも沢山あります。
モロッコを安全に楽しむためにも、注意点を抑えた上で、しっかり対策をしましょう!
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