モロッコ風ハリラスープのレシピ！ラマダンに欠かせない絶品スープ

皆さんはラマダンをご存知ですか？

ラマダンとは、イスラム教徒が約1ヶ月の間、「サウム」と呼ばれる断食を行う「イスラーム暦9月の断食月」のことで、2021年は4月14日よりこのラマダンが始まりました。

ほとんどの国民がイスラム教徒であるモロッコでも、この断食が行われ、日の出から日没まで一切の飲食を断ちます。

そんなラマダン期間のモロッコで欠かせないのが、栄養価が高く、胃にも優しい「ハリラスープ」です。

実際に私もモロッコ旅行で飲んだハリラスープが忘れられず、家でも作れないかと何度か試した末に、今では簡単に作れるレシピをリピートしています。

そこで今回は、「モロッコ風ハリラスープ」のお手軽レシピをご紹介します！

ハリラスープってどんなスープ？

モロッコの伝統的な「ハリラスープ」は、トマトがベースとなっているスープで、レンズ豆・ひよこ豆・ハーブ・野菜・肉が入っているなど、具沢山であることが特徴です。

その材料のバリエーションは豊富で、野菜のみで作ったり、お米を入れて作る場合もあったりなど、作り手によっても様々です。

このハリラスープの伝統的な味は、モロッコの食文化に深く根付いており、家庭でも親しまれています。

ハリラスープは栄養価が高いうえに、胃にも優しいので、特に断食を行うラマダン中の食事には不可欠となっています。

また、ハリラスープは、モロッコのレストランでも人気の料理で、ストリートフードとして露店で売っていることもあります。

モロッコ風ハリラスープの作り方

それでは、モロッコ風ハリラスープのレシピをご紹介します。

まずは、主な道具を準備しましょう。

・ブレンダー
・鍋
・まな板
・包丁

今回はハンディーブレンダーを使用しますが、お持ちのフードプロセッサーなどでもOKです。

モロッコ風ハリラスープの材料

モロッコ風ハリラスープの材料はこちらです！

より本格的な「ハリラスープ」を作りたい場合は、ひよこ豆やシナモンパウダー・ウコンをお好みでプラスしてみてください！

ひよこ豆の缶は、スーパーではあまり見かけないので、今回ご紹介するレシピは、ひよこ豆は入れないバージョンです！

ハリラスープの作り方

手順はこちらです！

それでは、実際に作ってみましょう！

まず、玉ねぎ・セロリ・にんにく・生姜・パセリ・パクチーを適当な大きさにカットし、ブレンダーにかけていきます。

※この時、パクチーの葉は、最後の飾り付け用に少しとっておきましょう。

大きさは、少し細めのみじん切りを目安にしてください。

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コンパクトなハンディーブレンダーを使っているため、材料を分けておりますが、一度にまとめてできる場合は一緒でも大丈夫です。

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続いて、オリーブオイル（大さじ1）を大きめの鍋に熱し、先ほどブレンダーで細かくした材料を全て鍋に入れ、炒めます。

野菜の水分が少し出てくるまで、炒めましょう。

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野菜が炒まったら、トマト缶・水（800cc）を加え、蓋をして10〜15分程煮込みます。

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余談ですが、熱伝導率と保温力が抜群のストウブの鍋はとってもお気に入りで、愛用して3年になります！

IHとガスコンロのどちらにも対応しており、利便性にも優れているのでおすすめです。

煮込んでいる間に、小麦粉（大さじ2）をダマがなくなるまで水で溶きましょう。

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スープが煮立ったら、塩（小さじ1）・黒コショウ（適量）で味を整えます。お好みでシナモンパウダー（大さじ1）とウコン（小さじ2）を加えると、より本格的な味になります！

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続いて、先ほど水で溶いた小麦粉を少しずつ加えて混ぜます！

モロッコのハリラスープは、程よくとろみがあるのが特徴なので、この工程を入れることで、モロッコのハリラにより近づけます！

とろみがついたらスープ皿によそい、最後にパクチーを飾り付けて完成です！

自宅でお手軽にハリラスープを楽しもう！

ハリラスープは、モロッコの家庭でも親しまれる伝統的な料理の1つで、特にイスラム教徒の大事な行事であるラマダンの期間では、欠かせないスープとなっています。

モロッコ料理は、モロッコ特有である円錐形のタジン鍋や、沢山のスパイスを使う料理が多いので、日本の家庭でモロッコ料理を作るとなると材料を揃えるのに少々手間がかかります。

しかし、ハリラスープは、調理するのに特殊な鍋は必要ないですし、自宅にある材料でも簡単に作ることができますので、レシピを覚えてしまえば簡単にリピートできます！

そんなハリラスープは栄養たっぷりのスープなので、普段の食事にはもちろんのこと、ダイエット中や夜食にもぴったりなので、皆さんも是非作ってみて下さいね！