おうち時間が増えた最近では、「たまには普段作る料理とは違ったものを作りたい」と思っている人は多いのではないでしょうか。
実は私もそう思っている1人なのですが、できる限り簡単で手間がかからなく、それでいてレパートリーが増やせる料理はないかと考えていました。
そんな時に思い浮かんだのが、使う材料によってメニューが変わるモロッコの「タジン」です!
タジンは特別な形の鍋で作る料理を指しますが、私が絶大なる信頼を寄せているキッチン用品ブランドのStaub(ストウブ)でもタジン鍋が出ていることを思い出し、この際だからと使ってみることに。
そこで今回は、ストウブのタジン鍋を使ってみた感想をシェアさせていただきます!
目次
タジンは北アフリカの料理
タジンとは、モロッコ・アルジェリア・チュニジアなどの北アフリカの地域の鍋料理のことで、元々は料理の際に使われる陶製の土鍋のことを指していました。
そして、タジン鍋の特徴は、なんといっても上部が円錐形のユニークなフォルムです。
実はこのユニークな形に秘密があり、調理中は中の蒸気や熱が外へ逃げることなく、鍋全体に行き渡るので、食材から出る水分だけで調理をすることが可能なのです。
そんなタジン鍋でじっくりと煮込まれた食材は、水に溶けてしまう栄養素や旨味成分が損なわれることなく、甘みが増し、とても柔らかくなります。
タジン鍋は、日本でも購入することが可能で、様々なキッチン用品ブランドから出ているのですよ!
Staub(ストウブ)のタジン鍋
今回使用するのが、Staub(ストウブ)のタジン鍋です。
ストウブは美食の地で知られるフランス生まれのキッチン用品ブランドで、そのほとんどの商品は、熟練の職人さんたちによって製造されています。
元々プロの料理人向けに考案したことが始まりだった鍋は、その品質の良さが高く評価され、世界中の名だたるレストランで使用されるほか、現在は一般の家庭でも親しまれるようになりました。
実は、私はこのストウブの大ファンで、定番鍋の「ピコ・ココットラウンド」と、ご飯鍋の「ラ・ココット de GOHAN」も愛用しています。愛用歴は3年程になりますでしょうか。
そんなストウブからでているタジン鍋の大きさは、20㎝・28㎝と2種類のサイズ展開となっており、20㎝でも通常価格は13,200円と、2,000円代から購入できるタジン鍋の中では高めな値段設定となっています。
しかし、私はストウブの定番鍋・ご飯鍋を使用してきて、値段を出す価値があるほど料理が美味しく仕上がることを知っている経験から、ストウブには絶大な信頼があるのです!
そういう訳で、迷わす購入したストウブのタジン鍋を使ってみたので、その感想をお届けしたいと思います!
Staub(ストウブ)のタジン鍋で料理してみた!
私が購入したタジン鍋は、20cmの小さな方で、その容量はだいたい1〜2人前に相当します。
今回は、自宅にあった「セロリ」を使いたかったので、「チキンとセロリのタジン」を作ってみることに。
塩・コショウで下味をつけた鶏肉を、熱したタジン鍋で両面焼き、適当にカットしたセロリ(茎)・玉ねぎを上に乗せます。
モロッコのタジンに近づけるために、今回はブラックオリーブも加え、味付けはカルディのハリッサを使用しました。(※カルディのハリッサは現在品薄となっております)
最後にセロリの葉を盛ったら、蓋をして弱火で10分ほど放置!
ストウブの鍋は、ほとんどの商品がIHとガスコンロの両方に対応しているので、利便性にも優れています。
10分煮込んだら完成です!あっと言う間!
Staub(ストウブ)のタジン鍋を使った感想
ストウブのタジン鍋を使ってみた感想ですが、一言で表現するなら「間違いなかった!」です。
正直言うと、本場のタジン鍋を使いたかったところですが、流石はストウブ!モロッコで食べたようなホロッホロのチキンと野菜の旨味で大満足の仕上がりとなりました。
無水だから旨味を逃さない!簡単に美味しい料理が作れる!
タジン鍋の良い点として、食材から出る水分だけで調理ができると説明しましたが、10分煮込んだだけで、これだけの水分がでてきました。
蒸し料理は通常水を使うことが多いですが、タジン鍋は水を入れないので、素材の味が薄まることなく本来の旨みがギュッと凝縮し、味が格段にアップします。
かといって、特別な手間はかからないうえ、たとえ塩・コショウなどのシンプルな味付けでも簡単に美味しい料理が作れてしまうのが感動ポイントです!
実は私が初めてストウブの鍋を買った際に作ったのが「肉じゃが」で、水をいっさい入れずに調味料だけで調理したのですが、その時のじゃがいもがとんでもなくホクホクで感動し、それからあっと言う間にストウブの虜になってしまいました。
だからこそタジン鍋もストウブの商品を選んだのですが、実際、簡単なのにまるで手間をかけて作ったような仕上がりとなり、期待を裏切りませんでした!
もちろん旨味が凝縮されているこのスープも、余すことなくパンにつけていただきました!
時短で調理が可能!ズボラさんにもGOOD
私は料理をすること自体は好きなのですが、あまり時間をかけて調理をするのは好きではありません(笑)
また、調理器具を沢山使うのも後片付けが大変なので、できれば避けたいです。
そのため、「切る→鍋に入れる→煮込む」というシンプルな工程のみでバリエーション豊かなメニューが作れるタジンは簡単なうえ、蒸気や熱が外へ逃げることなく加熱時間も短縮されるので、パパッと作りたい時にも最適です。
さらに、熱伝導率と保温力が抜群で有名なストウブのタジン鍋なので、信頼性は抜群です。
時短で何時間も煮込んだようなクオリティーが出せるのは、私のようなズボラさんには特におすすめです!
そのまま食卓へ!デザイン性も良し!
タジンは完成した料理をそのまま食卓に出すことができるのも、特徴の1つです。
実は、このシンプルなストウブのタジン鍋が、日本で購入できるタジンの中で一際目立ってオシャレだと感じたもの、購入の決め手となりました。
ストウブの商品は機能だけでなく、そのスタイリッシュでオシャレなデザイン性が高く評価されており、数々のインテリア雑誌や料理雑誌にも取り上げられるほどです。
そのまま食卓に出すのですから、やはり見た目がオシャレな方がテンションは上がりますし、おもてなし料理にも最適です!
収納に困るので飾っておくことに
料理の仕上がり、鍋の機能性・デザインまでも大満足だったストウブのタジン鍋ですが、1つ難点があり、それは収納に悩むことです。
通常の鍋は重ねたり、横に立てかけたりして収納できるのですが、タジン鍋の蓋はとんがっているので、他の鍋と一緒に重ねて収納することができません。
このユニークな形が美味しさの秘密なので、どのタジン鍋を使っても避けられないことは分かっているのですが、正直言って収納場所に困ります。
結局、「スタイリッシュなデザインだし…」というメリットを活かして、飾っておくことにしました(笑)
タジン鍋で料理のレパートリーが増えました!
時短で手間もかからずに美味しい料理が作れるストウブのタジン鍋のおかげで、最近は一気に料理のレパートリーが増えました!
モロッコで本場のタジンを食べたい気持ちはもちろん拭えないのですが、様々なスパイスを駆使したり、ハリッサなどの本場さながらの調味料を使ったりすれば、現地の味に近いタジンを作ることも可能です。
今後も色んな食材でタジン料理を作ってみようと思うので、美味しいタジンができましたら、レシピもシェアしていきたいと思います!
もちろん、素材そのもののポテンシャルを活かした調理が可能なので、塩・コショウのみでお肉や野菜を煮込んでも、絶品料理が作れます。
タジン料理に興味がある人はもちろんのこと、おうち料理でレパートリーに飽きた方はぜひ、ストウブのタジン鍋でいつもとは違ったおうちごはんを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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